赤血球をやわらかくして血液をサラサラにする酢

酢には血圧を下げる働きがあります。
赤血球をやわらかくして、血圧をサラサラにしてくれるんですね。

酢

腎臓や肝臓、副腎、脳下垂体では、血流の変化を読み取って、血圧をコントロールする酵素やホルモンが作られます。
そのうち、腎臓で作られて血液中に放出されるレニンという酵素は、肝臓で作られるアンジオテンシノーゲンという糖たんぱく質に働きかけます。

そして、アンジオテンシンIというペプチドになります。
ペプチドというのは、2個以上のアミノ酸の結合物のことです。

ここにACE(アンジオテンシン変換酵素)が働きかけると、強力な血管収縮作用を持つアンジオテンシンⅡが生まれます。
これによって血圧が上昇すると、今度はそれを感じてレニンの分泌が抑えられます。

血圧はこのように一定に保たれるような仕組みになっています。
血圧が上がりすぎる人には、ACEの働きを阻害することで、動脈を収縮させないようにできます。
降圧薬の一種カプトプリルは、ACE阻害薬と呼ばれて、この働きを利用しているものです。

実は、酢の中には、このカプトプリルと似たような働きをするペプチドが存在することが分かっています。

血圧を安定させて肥満を防ぐ

ある研究施設で、ネズミを使った実験が行われました。
ネズミの肺から取り出して凍結乾燥させたACEに黒酢を加えて、この酵素の働きがどのように変化するのかを調べてみたのです。
その結果、血圧を上げる働きを38%まで封じることができました。

さらに酢と血圧の関係を確かめるために、酢を飲ませたネズミとそうでないネズミの血圧の変化を調べました。
すると、酢を飲ませたネズミの血圧が下がるという結果が出ました。
 

酢には、直接血圧の上昇を抑える作用だけではなく、間接的に血圧を安定させる働きも併せ持っているんですね。
また、赤血球をやわらかくする効果もあります。

赤血球が柔軟性を失うと、細かい末梢血管を通り抜けるのが難しくなって血圧を上昇させることから、この作用は高血圧の予防や改善に有効であることが分かります。

さらに、脂肪の合成を抑制して、高血圧の大敵である肥満を防ぐ作用や利尿作用などもあります。
尿の出がよくなると、高血圧の原因となる塩分が排泄されやすくなります。

コメントを残す