悪玉コレステロールを減らして脂肪肝を防ぐ油のオレイン酸

厚生労働省では、脂質の摂取量を、総エネルギー摂取量の25%以下に抑えることが望ましいとしています。
しかし、実際には健康志向が高い人の場合には、脂質の取り過ぎ傾向にある人はそれほど多くはありません。
それよりも注意すべきなのは、「油の質」です。

オレイン酸

コレステロール値が気になる人は、オレイン酸が含まれる油を摂らなければいけません。
オレイン酸の最大の特徴は、動脈硬化を促進させる悪玉コレステロールを低下させる一方で、動脈硬化を抑える善玉コレステロールを増やす働きがあります。

それに加えて、肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぐ作用もあります。
このオレイン酸を70%以上も含んでいる油がオリーブ油です。
血中に善玉コレステロールが増えると、酸化して動脈の内壁にはりついて、動脈が狭くなって血流の流れが悪化して血圧は上昇します。
これが心筋梗塞や脳梗塞のもとで起こる動脈硬化です。

一方で善玉コレステロールは、この動脈壁に溜まった悪玉コレステロールを体外へと運び去る働きがあります。
したがって、総コレステロール値が高い場合は悪玉を減らして、善玉を増やすことが大切です。
それを可能にしてくれているのがオリーブ油です。
一般によく使われている植物油である大豆油やサフラワー油をはじめ、ほとんどの食品に含まれる油はリノール酸の含有量が多い系統です。
リノール酸の摂り過ぎは、悪玉コレステロールだけではなくて、善玉のコレステロールも下げて免疫力を低下させるという二つの大きな欠点があります。

また、ガンの発生にも深く関与していることが分かりました。
最近では、子供の総コレステロール値が高いことが報告されていますが、それはリノール酸の過剰摂取が原因だと言われています。

過酸化脂質を抑えて動脈硬化を防ぐ

ロリーブ油のもう一つの特徴は、大豆油や採種油と比べて、酸化しにくい点があげられます。
これはオレイン酸が酸化しにくいことに加えて、抗酸化性の強いビタミンEを含んでいるためです。

酸化しやすい油を摂取すると、体内で過酸化脂質という有害物質に変化します。
動脈硬化やガン、糖尿病などの生活習慣病を促進するのが、この過酸化脂質です。

実際にオリーブ油を多く摂取する地中海沿岸での地域では、動物性脂質摂取量が多い北欧と比べて、心臓血管系の障害が非常に少ないことが分かっています。

血圧を下げるには、オリーブ油を摂取するだけでも効果があると言われています。
食生活に積極的に摂り入れていきたいところですね。

たとえば1日最低でも2品はオリーブ油を使った料理を食べるとすれば、必要とされる1日20g程度は摂ることが可能です。
ただし、肥満の人はオリーブ油といえども摂取は控えめにしましょう。
朝食と昼食だけ使うのがいいでしょう。

ニンジンやブロッコリー、ほうれん草、パセリなどの緑黄色野菜のサラダにオリーブ油ベースのドレッシングをかけて食べるのが効果的です。

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