青魚を食べると血液がサラサラになるって本当?

健康に関心のある人であれば、EPA(エイコサペタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)という言葉を耳にしたことがあるかと思います。
いずれも多価不飽和脂肪酸と呼ばれる油の一種で、魚に豊富に含まれているものです。

青魚

脂肪酸は体内へ入ると、プロスタグランディンやトロンボキサンというホルモンを作る材料になります。
これらは生理活性物質と呼ばれて、血液を固まりやすくしたり、固まりにくくしたりする重要な働きをしています。

生理活性物質が血液を固める方向に働くか、それとも固まりにくくする方向に働くかは、材料となる脂肪酸の種類によって決まります。
しかしEPAやDHAからできる生理活性物質は、全体として血小板の凝集を抑制するという血液をサラサラにする方向へと働いてくれます。
このため、EPAやDHAが血液中に増えると、心筋梗塞や脳梗塞なとの血栓症の予防にとても有効であるとされています。

生理活性物質には、他にも重要な働きがあります。
それは、血管を拡張したり収縮させたりする働きです。

EPAやDHAからできる生理活性物質は血管を拡張する方向に作用するので、魚を食べてEPAやDHAを摂取することは、高血圧の人にとっても望ましいことだといえます。
 

魚を食べて高血圧や血栓症を予防

EPAやDHAは、イワシやサンマ、サバ、アジなどの青魚に多く含まれています。
では、青魚をどのくらい食べれば、EPAやDHAの効果を期待できるのでしょうか。

ある研究グループが面白い実験を行いました。
健康な人を2つのグループで分けて、1つのグループには市販のサバ缶を毎日1缶ずつ食べてもらいました。
もう1つのグループにはサバ缶を2缶ずつ食べてもらいました。
これを1週間続けた結果、2缶ずつ食べたグループのほうが、血液中のEPAや善玉コレステロールの濃度が明らかに高くなっていることが分かりました。

身近にあるサバ缶をわずか1週間食べただけでも、血液成分に明らかな差が出てくるのですから、日頃から青魚を積極的に食べれるようにすれば、血栓症や高血圧の予防にかなりの効果が期待できるといえます。

一般にうまみが増す旬の時期には、うまみ成分とともに脂肪含有量も増えます。
それに値段も安価になります。
旬の新鮮で安くて美味しい魚介類を選んで食べることが健康的な体には良いということですね。

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