血糖値を下げるさつまいもの葉っぱ

さつまいもの葉っぱというと、戦時中や戦後の食糧難の時代に食べられていたものとして知られています。
苦味が強くて、アクがあって、まずいというイメージですね。

さつまいもの葉っぱ

そのため、今の日本ではほとんど食べられることがありません。
豚などの家畜のエサにされたり、捨てられたりするのがほとんどです。

ところが、さつまいもの葉っぱを捨ててしまうのはとてももったいないことです。
なぜなら、さつまいもの葉っぱには様々な栄養素や機能性成分が豊富に含まれているからです。

海外では、さつまいもの葉っぱを食べている国がたくさんあります。
たとえばインドでは、血糖値を下げる効果が期待できるとして古くから親しまれている食材です。
食べ方としては、ほうれん草やキャベツといった葉野菜と同じように、料理の食材の一つとして使われています。
さらには東南アジアや南米の国々でも、さつまいもの葉っぱが食べられています。

さつまいもの葉っぱの栄養素

 アントシアニン
さつまいもの葉っぱには、アントシアニンが豊富に含まれています。
アントシアニンというのは、ブルーベリーやカシス、ナスといった植物に含まれている青紫色などの植物色素成分です。
この成分は、老化や様々な病気を引き起こす原因と言われている活性酸素を撃退する力を持つ抗酸化ポリフェノールの一種です。

アントシアニンは、目の働きを高める効果のある成分として注目を集めています。
また、肝臓にも良い働きをして解毒作用を高める効果も期待されています。
体の中の解毒が排出されることで、血液が綺麗になって血流が改善されていき、体の隅々の細胞にまで栄養や酵素が届くようになります。

また、腎臓やすい臓にも良い効果が期待されています。
腎臓がよくなれば利尿作用が高まり、体の中の有害代謝物などが排出されます。
すい臓が元気になれば、インスリンの分泌が促されるので、糖尿病の改善が期待できます。
 
 食物繊維
さつまいもの葉っぱは食物繊維も豊富に含まれています。
さつまいもに食物繊維が豊富なことは有名ですが、葉っぱにも多く含まれています。
100g中の食物繊維の量は3.7gで、レタスの約3.4倍ほどです。

食物繊維は便秘解消に役立つだけではなく、糖尿病の改善にも力を発揮します。
血糖値を上げないためには、食事で摂った過剰な糖質を小腸で吸収されないようにすればいいのですが、食物繊維にはそのような働きがあります。
食物繊維がふろしきのような役割をして糖質を包み込んで、小腸で吸収されるのを防いで、そのまま大腸まで運んでくれます。

ある実験によると、さつまいもの葉っぱを与えたラットの血糖値が正常化したとう報告もされています。
この実験結果では、ラットの悪玉コレステロールが低下して、動脈硬化を防ぐ善玉菌コレステロールが増えたという結果も出ています。
さらに海外では、さつまいもの葉っぱには抗発がん物質が含まれているという論文も発表されています。

このように、さつまいもの葉っぱには、栄養素がたくさん含まれています。
これを捨ててしまうのはとてももったいないことですね。

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