血管のつまりを防いで血液をキレイにするシイタケ

中国の古い文献では、「シイタケは血を破る」という記述がされています。
これは、血液をキレイにするという意味です。

シイタケ

シイタケが血液系の病気に有効だということは、 昔から経験的に知られていることでした。
研究が進んだ現在では、シイタケが持つ薬効は科学的にも明らかにされています。

ある動物実験では、年をとるごとに血圧が上がっていく 特殊な高血圧ラットが使用されていました。
このラットを二つのグループに分けて、 一方には干しシイタケの戻し汁を毎日飲ませていました。
すると、水だけを飲ませたラットは血圧が上がったのに対して、 シイタケの戻り汁を与えたラットは血圧がそれほど上がらないという結果が出ました。
さらに戻し汁を与えたラットは、血圧だけではなく、 血中の総コレステロール値も下がっていました。

もうひとつ、別の実験では、 学生に毎日シイタケを食べてもらって、 血中のコレステロール値の変化を調べました。
すると、わずか3週間で全員の総コレステロール値が それぞれ10%前後も下がるという結果が出ました。
しかも善玉菌と呼ばれるHDLコレステロールの値は上昇していました。

これらの結果から、シイタケには優れた降圧効果があり、 血中の悪玉コレステロール量を下げる働きがあることが証明されました。

脂質の酸化防止と動脈硬化の抑制

シイタケがコレステロールや血圧を下げてくれるのは、 シイタケに多量に含まれるエリタデニンという成分にあります。
コレステロールは食事で直接摂り入れる他に、 肝臓でも作られています。
エリタデニンは、食べたコレステロールの分解代謝や 排出を促進するのに加えて、神経系に働きかけて 肝臓で作られるコレステロールの量を正常にコントロールします。

食物繊維が豊富なことも見逃すことができません。
食物繊維には小腸の中でのコレステロールの吸収そのものを抑制したり、 胆汁と結合してコレステロールをスムーズに排泄させるといった作用があります。

また、ビタミンB郡の一種であるナイアシンも豊富なので、 過酸化脂質を分解したり、粘膜を保護する作用で動脈硬化を予防してくれます。

動脈硬化は、動脈の血管壁にコレステロールなどの脂質がこびりついて、 酸化して血管内壁が腫れて、固くなることから始まっていきます。
これが進行すると血液の通り道が狭くなって、 血液を流そうとする力が強くなり血圧が上昇します。
これが心臓に負担を掛けているんですね。

動脈硬化を抑えることは、高血圧の抑制にもつながっているんです。
実験でラットの血圧が下がったのも、このような効果によるものであると考えられています。

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