血圧やコレステロールなど血管系の病気を防ぐ玉ねぎ

玉ねぎが初めて日本に輸入されてきたのは明治時代です。
古くからこの野菜を民間薬として用いてきた西洋や中近東の国々とは異なり、当時の日本では玉ねぎに優れた薬効があることが知られていませんでした。

玉ねぎ

最近では、日本の多くの栄養学者の研究対象となっています。
なかでも血液や血管をキレイにするということで注目されているのが、玉ねぎの特徴ともいえる刺激成分です。

玉ねぎを刻むと目に染みて涙が出てきます。
これはイソアリインという成分が、酵素によって催涙性の物質スルフェン酸に変化して、それがさらにチオスルフィネートという硫化成分になっているためです。
じつは、このチオスルフィネートに強い血栓予防作用があるんですね。

血栓予防作用というのは、血液をサラサラにして血管が詰まるのを防ぐ働きです。
もともと血液には固まる性質がありますが、コレステロールや中性脂肪が増えると血液はドロドロになって、より一層固まりやすくなります。
すると、血の固まりである血栓ができて、血管が詰まって心筋梗塞や脳梗塞などを起こしやすくなります。

こうした病気を予防するためには、血液をサラサラの状態にしてくれる玉ねぎが強い味方となってくれます。
日常的に玉ねぎを食べることで、命に関わる恐ろしい発作を防ぐことができるんですね。

高血圧の改善効果

玉ねぎには他にも、血糖値や血中コレステロールを下げる働きもあります。

インドのある博士は、10人の健康な人に100gのバターを含む食事を食べてもらって、血液の変化を調べました。
当然、かなりの高脂肪食なので、通常であればコレステロール値は上昇するはずです。
しかし、この食事と一緒に玉ねぎ50gから作った生ジュース、もしくは同量の玉ねぎから抽出した精油を摂ってもらったところ、コレステロール値の上昇が抑えられたのです。

しかも、玉ねぎに含まれる含硫化合物は、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールを減らして、善玉コレステロールを増やしてくれます。

さらに、玉ねぎには血圧そのものを下げる作用もあります。
従来であれば、血液がサラサラになったり、血管の状態がよくなることで、血圧は下がると考えられてきました。
しかし、最近の研究では、体の様々な機能を調整する一種のホルモン群の成分が玉ねぎに含まれていて、血圧の低下に役だっていることが分かりました。

その他、玉ねぎには肝機能の強化、白内障や老化の防止、不眠や喘息の改善に役立つ成分が含まれているばかりか、骨粗しょう症を防ぐという研究の報告もされています。

玉ねぎを食べる分量は、1日に50gを目安にしてください。
普通は玉ねぎは1個約200gなので、約4分の1の量ですね。

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