血管を強化して血圧を下げるカボチャのカロテノイド

カボチャは栄養価が高いだけではなく、保存性に優れた食品としても有名です。

日本では古くから、「冬至カボシャ」といって冬至にカボチャを食べると長生きするという言い伝えがあります。
これは、夏にとれたカボチャを冬まで保存して、野菜不足になりがちな冬期に食べて栄養を補うための先人の知恵なんですね。

かぼちゃ

カボチャは各種ビタミンや食物繊維、ミネラルなどがバランス良く配合された緑黄色野菜です。

なかでも注目したいのが、カボチャに豊富に含まれるビタミンA、C、Eです。
これらは最近の研究によって素晴らしい健康効果があることが明らかにされています。

皮膚を丈夫にするビタミンA

ビタミンAは、βカロチンが体内に入ることで変化します。

βカロチンの作用としては、ガンの予防と皮膚や粘膜を強くする働きが有名です。
目の粘膜を強化してくれるので、眼精疲労に役立ちます。

また、皮膚を丈夫にしてくれるので、肌荒れやアトピー性皮膚炎の予防にも有効です。
他にも更年期障害や冷え症、生理痛などの解消にも役立つため、女性の嬉しい味方といえます。

βカロチンは、カボチャのワタの部分にたくさん含まれています。
カボチャを煮るときは、種だけを除いてワタは一緒に煮るようにしましょう。

動脈硬化や老化を防止するビタミンE

ビタミンEには活性酸素の害から身を守り、生活習慣病や老化を予防する抗酸化作用があります。

人間の体はたくさんの細胞が集まって構成されています。
その細胞一つ一つは活性酸素によって酸化されると、細胞膜を構成している脂質が過酸化脂質へと変わって細胞膜が壊れていきます。
これが次々に起こると、その細胞からなる臓器が正常に機能しなくなってしまいます。
活性酸素はエネルギー代謝の過程で生成されて、ある程度その害を受けることは避けられません。

動脈硬化もこれと同じです。
たとえば、血中コレステロールが血管壁にくっついたときに酸化すると、過酸化脂質となって血管壁をかたく厚いものにしていきます。
それが進行すると血液の流れが悪くなって、血圧が上昇して、ますます血管壁が傷んでしなやかさを失います。

活性酸素は老化を早めたり、ガンを誘発させたりもします。
この酸化の害を防ぐのがビタミンEの抗酸化作用です。
常に細胞膜に待機して、過酸化脂質ができないように酸化攻撃に対して細胞を守る働きをしているのです。

1日に摂取しておきたいビタミンEの量は10mg程度です。
カボチャの場合は300gほどで必要量を摂ることができます。

ただし、体内の活性酸素が増えすぎると、ビタミンEの抗酸化作用だけでは追いつきません。
そこで一緒に摂りたいのが、ビタミンEの抗酸化力を高めてくれるビタミンCです。
嬉しいことにカボチャであれば、このビタミンCがたくさん含まれています。

手軽に買えるカボチャを積極的に食べるようにするといいですね。

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